「webライターを続けるには継続案件が有利」「単発案件だけでは稼げない」
webライターを始めたら、継続案件を獲得することが大切だと一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。実際、継続案件をもっているとさまざまな面で有利になります。
本記事では、webライターが継続案件を獲得するメリットやコツなどを解説しています。継続案件を逃さないための注意点も紹介しており、最後まで読むことで獲得の要領がつかめるでしょう。
webライターの継続案件とは

webライターの継続案件とは、同じ発注者から定期的に執筆の仕事を受注することです。
通常webライターの仕事は、案件ごとに契約を交わします。とくにクラウドソーシングを利用した場合は、単発の案件が多いです。
理由として、一度記事を依頼してみて期待に応えられるライターであれば継続して依頼したい、ということが考えられます。
どのようなライターなのか全くわからない状態で、最初から複数の仕事を依頼するのはリスクがあるのでしょう。
一方で、よい仕事をするライターと長期契約することは、発注者側にとってもメリットがあります。案件にもよりますが発注者としてもできれば継続取引したいと考えているはずです。
そのため、一記事ずつ全力で取り組み、発注者の信頼を得られれば、継続案件を受注できる可能性があります。
webライターが継続案件を獲得するメリット

webライターが継続案件を獲得する主なメリットは以下のとおりです。
- 安定して仕事に取り組める
- 収入があがりやすい
- 執筆作業に集中できる
継続案件の獲得は、webライターを続けるうえでとても重要です。
安定して仕事に取り組める
安定して仕事に取り組めることが継続案件のメリットです。定期的に仕事を受注できるため収入が安定します。
また、毎月の仕事量の変動が少ないため、作業のペースをつかみやすいでしょう。
毎回単発の仕事をしていては、来月どれくらいの仕事を受注できるのかがわからないため、不安に感じるかもしれません。継続案件なら、収入や作業のペースが安定するため、精神的な安定にもつながります。
収入があがりやすい
収入があがりやすいこともWebライターが継続案件を獲得するメリットです。
継続して案件を受注できていることは、発注者に信頼されている証であり、記事単価をアップしてもらえる可能性があります。あるいは、同じ発注者から単価の高い他の案件を紹介してもらえるかもしれません。
継続案件があれば、新規案件に応募する必要がないため、単価の低いテストライティングに時間を奪われることもないでしょう。
また、翌月の予定が立てやすくなるため、空いている時間で新たな案件にチャレンジすることで収入アップを目指せます。
執筆作業に集中できる
執筆作業に集中できることも継続案件を獲得するメリットです。営業活動が不要なため、案件探しや応募などにかかる時間がなくなるためです。
また、慣れた仕事なら新規案件と違い仕事の進め方がわかっているため、すぐに作業に取り掛かれます。
毎回違う案件だとレギュレーションを理解するだけで大変です。継続案件を獲得することで、一番重要な執筆作業に集中できます。
webライターが継続案件を獲得するコツ

webライターが継続案件を獲得するコツは以下のとおりです。
- 質の高い記事を納品する
- 早めの納品を心がける
- 返信・連絡は素早く
上記を積極的に実践することで、継続案件を獲得できるでしょう。
質の高い記事を納品する
質の高い記事を納品することは、継続案件を獲得するために重要です。発注者の求める記事を納品することで、次回も依頼されるライターになるでしょう。
しかし、始めから高品質な記事を納品することは難しいものです。ライティングには型があるため、まずはそれを覚えるだけで十分にwebライターを始められます。
仕事をしながらスキルを磨き続ければ、継続案件を獲得できるでしょう。
早めの納品を心がける
早めの納品を心がけることも継続案件を獲得するコツです。
納期より前倒しで納品することで、発注者の信頼を得られるためです。早めに納品することは、発注者にとって安心感につながるうえ、記事のチェックに早く取り掛かれます。
発注者が指定する納期にもよりますが、遅くとも指定の締め切りの前日、できれば2〜3日前に納品したいところです。
もちろん、やっつけ仕事でさっさと納品すればよいわけではありません。誤字・脱字をしっかりチェックし、おかしな文章になっていないかどうかを確認することは重要です。
ひととおり自分で確認したら、早めに提出し発注者に確認してもらいましょう。早めの納品に際しては、作業を手際よくすることも大切ですが、早めに作業に取り掛かることが何よりも重要です。
返信・連絡は素早く
返信・連絡を素早くすることも、継続案件を獲得するために重要です。
こちらの返信待ちで発注者側の仕事が滞っているかもしれないため、返信は早いに越したことはありません。可能であれば即レス、遅くとも半日以内には返信しましょう。
とはいえ、副業ライターの場合は本業の都合からすぐに対応することが難しいかもしれません。その場合、発注者からの連絡を確認したことを伝えれば大丈夫です。
すぐに対応できない場合は「承知いたしました、現在外出中であるため〇〇時頃までに対応いたします」などの返信をすればよいでしょう。
対応不可能な場合は「ご指定の時間までは対応が厳しく、〇〇時までなら対応可能ですがいかがでしょう」と伝えましょう。
また、やむを得ない事情で納期に間に合わなくなりそうであれば、早めに連絡する事が大切です。締め切りに間に合うかどうかの判断は難しいところですが、早めに連絡することで発注者の負担を減らせます。
webライターが継続案件を逃さないための注意点

webライターが継続案件を逃さないための注意点は以下のとおりです。
- レギュレーションを守る
- 納期を守る
- フィードバックを反映する
- 丁寧な対応を心がける
- 不明点は早めに確認する
- 質問の仕方を工夫する
- 常に全力で作業する
どの項目も社会人としては、特別なことではないと思えるかもしれません。しかし、上記を徹底するだけで、ライティングスキルの低い初心者においても、最悪の評価を避けられるでしょう。
レギュレーションを守る
レギュレーションを守ることは、継続案件を逃さないために重要です。
レギュレーションとは、仕事上の規則を指します。文章の書き方や納品の形式など、発注者によってレギュレーションはさまざまです。
たとえば文章の書き方について、発注者ごとに真逆の規則が定められている場合があります。そのため、複数の発注者から受注した仕事のレギュレーションを混同しないよう注意が必要です。
また、どんなに美しい文章であったとしてもレギュレーションを守れていなければ納品できません。そのため、レギュレーションは隅々までよく確認することが大切です。
レギュレーションやマニュアルは、実践的な教科書でもあります。一つひとつ理解していくことでスキルアップできるため、大変ですがしっかり向き合っていきましょう。
納期を守る
納期を守ることは重要です。納期をまったく守らないwebライターに継続案件の依頼はありません。前述したとおり、できれば前倒し納品したいところですが、最低限納期に遅れることはないようにしましょう。
しかし、webライターを始めたばかりの頃は経験が少ないため時間の見積もりが難しく、納期に間に合わないおそれがあります。やむを得ず納期に遅れそうな場合は、早めに連絡することが大切です。
日にちで納期が指定されているケースでは、24時に間に合わないと判断した時点で連絡しましょう。たとえ数時間であっても、無断で遅れて提出するのはNGです。発注者は、webライターを信用して待ってくれていることを忘れてはいけません。
納期に間に合わないことを連絡できずに、音信不通となってしまうライターもいます。業界では「飛ぶ」と呼ばれますが、webライターの仕事を続けるうえで致命的です。
一時的に評価を落とすかもしれませんが、どのような事情であっても誠意をもって必ず連絡しましょう。
フィードバックを反映する
フィードバックを反映することも、案件を継続するために重要です。
フィードバックとは、納品した記事の評価や改善点などを伝えてもらうことを指します。つまり、次回の執筆に活かしてほしい発注者からのアドバイスのことです。
発注者がライターに期待しているからこそフィードバックしてくれます。発注者の期待に応えるためにも、フィードバックを次回の執筆に反映するよう努めましょう。
指摘されたことは、すべてノートやスプレッドシートなどにまとめておき、次回の執筆時に同じ指摘を受けないよう注意しなければなりません。
フィードバックは、いわば個別指導でありライターの成長にとって大変貴重なものです。真摯に向き合うことで発注者との信頼を深め、ライターとしてスキルアップできます。
丁寧な対応を心がける
発注者とのやり取りにおいては、丁寧な対応を心がけましょう。
発注者とwebライターのやりとりのほとんどは、チャットやメールなどのテキストで行います。テキストのみのやりとりは、相手に冷たい印象を与えがちです。
そのため、丁寧かなと思うくらいでちょうどよいでしょう。ラインのようにスタンプや絵文字を使わないため、表現に注意する必要があります。
発注者に連絡する場合は「お世話になっております」のような挨拶から始めます。その次に「〜の件について」など、話の概要を冒頭で伝えることが大切です。
発注者は、多くのwebライターとやりとりしています。上記のように、発注者の負担を減らすよう意識することで、信頼されるライターになり継続案件の獲得につながるでしょう。
不明点は早めに確認する
不明点を早めに確認することも重要です。わからないことに悩み続け、締め切りに間に合わなくなるおそれがあるためです。
また、自分の判断で作業を進めた結果、発注者の意向とまったく違う記事になり大幅な修正が必要になるおそれがあります。
まずは自分で考えることが大切ですが、行き詰まったのなら早めに発注者に確認しましょう。
webライターを始めたばかりの頃は、わからないことが多く大変かもしれません。しかし、不明点を早めに確認しスムーズに納品することで、継続案件につながる可能性があります。
質問の仕方を工夫する
発注者への質問の仕方にも工夫が必要です。
webライターとの質問のやり取りが複雑になると、発注者が仕事をしづらくなるためです。とはいえ、始めのうちはどうしても質問することが多くなります。そのため、質問の仕方を工夫しましょう。
基本は、相手に負担のかかる質問の仕方をしないことです。たとえば、「どうしたらいいですか」といった丸投げな質問はいけません。
質問する場合「私はこう思っています、この認識でよろしいでしょうか」などがよいでしょう。意見が複数の場合は「①〇〇、②〇〇、③〇〇のどの認識でよろしいでしょうか」とすると相手が答えやすくなります。
なるべく、相手が一度の返信で済むように配慮し、会話のラリーにならないようにすることが重要です。また、一般的なツールの使い方などは自分で調べましょう。
常に全力で作業する
常に全力で作業することは継続案件を逃さないために重要です。もてる時間をすべて投入し、今の自分にできる最大限の仕事をすることで、少しでも質の高い記事を納品するためです。
最初のうちは単価が低く、費やした時間に対して報酬が合わないと感じるかもしれません。しかし、コツコツと努力を重ねることで少しずつ発注者の信頼を得られるようになり、継続案件につながるでしょう。
webライターは継続案件獲得を目指そう

継続案件を獲得するメリットは、スケジュールの安定や収入アップなどさまざまです。前述したコツや注意点などの多くは、初心者においてもすぐに実践できることです。
webライターを長く続けるうえで重要な継続案件を獲得するために、ぜひ本記事の内容を実践してみてください。